総務大臣認定、日本行政書士会連合会登録行政書士として非公共用飛行場(ヘリポートを含む。) を適切、かつ安全に管理いただくことを重点に、非公共用ヘリポート設置者及び管理者の方へ、適宜必要な支援、助言他ご相談窓口対応を専門に行う部門を設置致しましたので多くの関係者の方にご利用いただきたくご案内を申し上げる次第です。
【設立趣旨】
国土交通省ホームページによりますと、現在、国内には約92カ所の陸上ヘリポートが設置されております。その中で、弊所が注力したいのは病院に設置されている「屋上ヘリポート」の安全管理に対するご支援とご相談受付であります。病院設置の屋上ヘリポートは、近年ドクターヘリの普及により離着陸回数も増加しており、そのほとんどは重篤患者の搬送を目的とした離着陸となっております。また、災害対応等においても極めて公益性の高い役割を担っております。その様な重要施設でありながら、設置者・管理者組織の関係者の一部には専門知識が不十分な状態や専門知識を有する要員が十分に配置されないまま、施設運用が行われているケースもあります。このことは、単に専門知識を有する要員の未配置ということに留まらず、安全かつ継続的なヘリポート運用が危ぶまれる状況に陥る可能性を秘めていることとなります。具体例ですが、屋上ヘリポートの進入区域内における安全表面を突出する障害物件の存在が確認されたケースもあります。この場合、直ちに運用停止扱いとなり、障害物件の除去等改善されない限り運用再開は困難となります。これはヘリポート設置者としての日頃の事前掌握や確認・調整等の対策が不十分だったことに起因します。ヘリポートの周辺において高層ビル等の開発(通信用アンテナ等を含む。)が行われる場合など、安全表面の確保・維持に支障とならないよう、管理者として事前調整を積極的に行うことが責務でもあります。しかし、それらの認識不足から周辺地域関係者等の事前協議・調整・対策・理解を得る努力が、設置者・管理者として充分、役割を果たしていないとすれば大きな責任問題になりかねません。
監督官庁である国土交通省航空局は、定期検査等おいて周辺地域関係者等への理解を得るための取組状況について確認するなど安全指導を行ってきております。幸い病院での屋上ヘリポート事故は報告されていませんが、この先発生しないとは断言できません。航空機(ヘリコプターを含む。) の運航を行う上で、日頃の施設安全管理やその高い管理意識が事故防止に有効であるとの考えから、ICAO(国際民間航空条約)の附属書に基づいて、安全のために講ずべき対策を網羅的に定めた「航空安全プログラム」の制定を条約締約国に求めており、日本も条約批准国として取り組みが行われているところです。ヘリポート設置者さまの管理組織内における安全に係る活動は大変重要となっております。事故が発生した場合、その管理体制に不備や設備の不具合、更には取扱いなどが十分でないことを起因とする被害拡大があった場合は、ヘリポート設置者としての安全管理体制を問題視されることとなります。
そこで、弊所では、これまで監査員として多くの定期検査に立ち会ってきた経験を活かして、有事に備える名実ともに「安全管理の行き届いた病院ヘリポート」を堅持していただくための支援や安全管理のためのありとあらゆる些細な不安や疑問に対し支援することを目的として専門部門を設置することといたしました。これまで敷居が高く、直接国への問い合わせには躊躇していた内容でも、経験豊富な航空局OBなら相談し易すいと言われるような存在になるべく努力して参りますので、何卒ご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
非公共用ヘリポート定期検査の準備について
定期検査を円滑に実施することを目的として、事前に当局へ提出する資料、及び検査当日に必要な資料等について、あらかじめ文書により通知(お知らせ)があります。その通知にて指示のある事項に対応した書類等の作成が必要となる。
〇 検査までに提出する資料
1.事前調査書(航空局 様式「非公共用飛行場用」)
2.着陸帯(滑走路)、誘導路、エプロンの縦断図及び横断図幅、高さ及び勾配は3段書(設計値{申請値}・設置者検査値・当局検査値)縦断・横断面は着陸帯ごとに最低管理すべきライン(3ライン以上)を計測すること。 ※ショルダーを含む(設置している場合)
3.各標識詳細図(風向指示器含)
※長さ及び幅は3段書(設計値{申請値}・設置者検査値・当局検査値)
4.不時着場平面図(現況位置図)
5.障害物件(近接物件含む)一覧図、位置図及び写真(現況で)
6.その他当局が指定する資料
①空港等設置許可申請書 ⑥燃料流出防止施設図 ⑪救難機材一覧
②工事設計図書一式 ⑦消防設備図
③ヘリポート平面図 ⑧禁止行為詳細図・位置図
④標点位置、標高、滑走路方位データ ⑨飛行場管理計画・規程等
⑤脱落防止位置図、詳細図 ⑩緊急連絡系統図
店舗(企業)名 | 行政書士 田中事務所 |
ふりがな | ぎょうせいしょし たなかじむしょ |
カテゴリー | コンサル・士業・専門家 専門サービス |
所在地 | 811-1302 福岡市南区井尻2丁目38-19-206 |
電話番号 | 092-518-4617 |
FAX番号 | 092-518-4617 |
代表者 | 田中 恵一郎 |
設立(創業)年月日 | 2020年6月5日 |
取り扱い商品・サービス | 〇「官公署に提出する書類」の作成とその代理、相談業務〇「権利義務に関する書類」の作成とその代理、〇「事実証明の関する書類」の作成とその代理 |
紹介文 | ◆法令等により定期的に監督官庁による検査の受検に必要な書類(実地調査に基づく各種図面類等) ◆約款・労働契約書など権利義務に関する書類 ◆土地活用・在留資格申請書など許可承認に関する書類などの作成とその代理に係る委託業務 ◆及び上記に関すること、それ以外での行政手続きに関するお悩みごと・お困りごと等のご相談を承ります。 |