がん細胞は分裂が盛んに行われている為、正常な細胞に比べて３～８倍のブドウ糖を必要とします。
　この性質を利用して、ブドウ糖によく似た薬（FDG）を静脈から注射し、体内での薬の集まり具合を調べるのがPET検査です。特にFDGの集まりが多い所は、がんを強く疑います。
　ただし、正常であっても薬が集まる臓器（脳・胃・肝臓・腎臓・膀胱・前立腺・子宮・卵巣など）は、PET検査だけではがんが見つかりにくい為、他の検査も組み合わせて、検査コースを設定しています。

　最先端MRI装置によって、心臓の筋肉に栄養と酸素を送る血管（冠動脈）の状態を、入室から退室まで30～60分で調べるのが心臓MRI検査です。
　冠動脈の内側にコレステロール等が蓄積されると血管が狭くなり、それが進行すると冠動脈が詰まり、心臓の筋肉が死んで体全体に十分な血液を送ることができなくなります。
　これが狭心症や心筋梗塞の原因です。
　心臓MRI検査で冠動脈の状態を調べることで、心筋梗塞の原因を早期発見→適切な診断・治療で進行を食い止めることができます。

　日本人の死因の６割を占める三大疾病（がん・心筋梗塞・脳卒中）を、国内で初めて一度に検査できる三大疾病検査のコースも実施しています。
(1)がん検査＝PET検査
(2)心筋梗塞検査＝心臓MRI検査
(3)脳卒中検査＝頭部MRI・MRA検査
を半日で検査します。

　福岡商工会議所福利厚生サービス事業向けコースでは、三大疾病コース（１日コース）が三大疾病検査となります。

　PET検査の結果は当日に、撮影した画像などをお見せしながら、担当医師より詳しい説明を行っています。
　精密検査が必要な場合は即日検査が可能です。
　ただし専門的検査が必要な場合は、連携病院へ紹介をいたします。