実は我が国のキャッシュレス化は、平成初期に始まっています。国の「中小小売商業カード化モデル事業(平成3年~4年・予算8600万円・1枚のカードに、ポイント・クレジット・プリペイド・キャッシュカードの機能を持たせ、商店街も百貨店並みに顧客情報管理を…)」。これは、あくまでも目指すべき理想論で、様々な問題点が表面化しました。しかし、一方で多くの示唆を残したのです。 今、それを元にした取り組み姿勢が不可欠。システム導入は国の施策を活用するとしても、キャッシュレス化のプレミアム分まで施策に頼ろうとする認識が、各地で様々な弊害を生んでいます。キャッシュレス化に取り組む際は、そのプレミアム分は自己財源または、既存のポイント制との連携を踏まえた取り組みを検討すべきなのです。これらの姿勢が小売業・サービス業関係者、監督官庁、指導機関、専門家等の方々の参考になれば幸甚です。
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